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【経済裏読み】韓国労組が怒りの座り込み…できない中高年らを解雇、若者に門戸拡大する朴政権の改革とは

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【経済裏読み】
韓国労組が怒りの座り込み…できない中高年らを解雇、若者に門戸拡大する朴政権の改革とは

政府の方針に抗議し集会を開く労働組合員ら=ソウル(共同) 政府の方針に抗議し集会を開く労働組合員ら=ソウル(共同)

既に賃金ピークは「40代」?

 しかし、当然ながら労働組合の評判はすこぶる悪い。

 「2つの指針は、解雇を容易にし、労働法の改悪になる」。韓国・聯合ニュースは労働組合の全国組織にあたる韓国労働組合総連盟と民主労働組合総連盟の批判の声をこう伝えた。指針の公表に前後して、反対集会の呼びかけが各地で相次いだ。

 特権階級のように見える中高年労働者も、厳しい就労環境に置かれている。

 既に、韓国の賃金のピークは前倒しされ、40歳代で頭打ちになってきているとの試算もある。

 政府系・韓国労働研究院の発表を報じた聯合ニュースによると、「勤続1年未満」の労働者賃金を指数「100」とした場合、「30代」は「151・9」の水準。「40代」は「174・1」にまで上昇する。しかし、そこから降下して「50代」では「158・4」、「60歳以上」では「106・2」に下がる。

 一方、日本では、賃金の上昇がピークを迎えるのは50歳代(176・0)で、60歳以上になって119・4に落ち込む。欧州では60歳以上まで伸びが続く賃金カーブになっている。

 韓国ではリストラで早期退職者を募る大企業が増え、既に賃金ピークが「40代」にくる構図になっている可能性がある。

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