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【銀幕裏の声】忍者を超えた? 鳥と飛び、馬と併走するカメラマン-“シナリオ”のある驚愕のドキュメンタリー「シーズンズ」

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【銀幕裏の声】
忍者を超えた? 鳥と飛び、馬と併走するカメラマン-“シナリオ”のある驚愕のドキュメンタリー「シーズンズ」

「シーズンズ 2万年の地球旅行」の鳥の飛翔シーンは、「WATARIDORI」のときより、さらに進化したマイクロライトプレーンで撮影された 「シーズンズ 2万年の地球旅行」の鳥の飛翔シーンは、「WATARIDORI」のときより、さらに進化したマイクロライトプレーンで撮影された

 ウマの群れに襲いかかるオオカミを併走しながらカメラが追う-。想像を超えた撮影手法で野生動物の姿をとらえたドキュメンタリー映画「シーズンズ 2万年の地球旅行」が公開中だ。「オオカミが獲物を追う場面は珍しくないが、ウマが協力しフォーメーションを組んで逃げるシーンを撮ったのはおそらく世界初。動物研究者でも驚くカットの連続です」。こう解説するのは動物行動学のスペシャリスト、生態科学研究機構理事長の新宅広二さんだ。「人口比で世界一の動物園数を持つといわれる日本ですが、果たして日本人は動物への理解が深いといえるのか? 動物好き必見のこの映画を見て考えてもらえれば」と期待を込める新宅さんに「シーズンズ」の見方、見どころを聞いた。(戸津井康之)

驚愕!ウマのフォーメーション

 ウマの群れをオオカミが追うシーンは、できる限り音が出ないよう改造された“無音”の特別製電動バギーを使って行われている。この映画のために開発された超軽量バギーで、ステディカムを搭載し、カメラマンが同乗。動物と同じ速度で森の中を駆け抜けながら撮ったカットは圧巻だ。

 「オオカミの群れが連携しながら、ウマを孤立させて襲うシーンはこれまでの記録映像などで珍しくないが、逃げるウマがフォーメーションを組みながらオオカミの追撃をかわしていく映像には驚きました。ハイテク機器による成果も大きいが、実は撮影スタッフ全員が、動物の生態を知り尽くした“本物の動物研究者”というところが、この映画を完成に導いた大きな理由といえます」

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