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【関西の議論】「大人になろう」親友の助言効く メディアと対立…西宮市長変えた田中角栄の「金言」

 さらに「HPの文書掲載を優先する」としていた記者会見についても、「しないわけではない。先にとりまとめて不足があれば対応する。関心のある市民が先に調べられるようにしたい」と軌道修正を図った。

 態度の変化に驚いた記者から理由を問われると、会見に出席するメンバーが代わったと冗談めかし、「年も変わったし、あっさりとさわやかに」と環境の変化を口にした。

 あまりに意外な展開に記者たちはざわめいた。

1年間に及ぶ応酬

 一連の経緯を改めて振り返る。

 きっかけは昨年1月15日に放送されたテレビ局の番組だった。平成7年の阪神大震災で被災した市民向けに、市が借り上げた復興住宅が順次返還期限を迎える問題を取り上げ、市民が「自宅を奪われる」などと表現。市が住み替え用の住宅あっせんや引っ越し費用の支給をすることにほとんど触れていなかった。

 すぐに今村市長は「偏向報道だ」と批判した。同月23日の記者会見で、重要政策の報道について、市が「偏向」と判断した場合、メディア名と抗議文を広報誌とHPに掲載すると発表。改善されない場合は取材を拒否する方針を表明した。テレビ局の取材で広報課職員がビデオ撮影・録画する方針を示したのもこのときだ。

 そして昨年10月、「市の重要施策で、誤解を招いたり、論議を呼んだりする内容について、記者会見よりもHPでの文書掲載を優先する」との方針を表明し、メディアとの対決姿勢を鮮明にしたのだ。

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