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【関西の議論】「大人になろう」親友の助言効く メディアと対立…西宮市長変えた田中角栄の「金言」

 メディアや議会と対立する姿勢をみせていた兵庫県西宮市の今村岳司市長(43)の態度が今年に入って突然、軟化した。昨年末までは、「偏向」と判断した報道に対して、抗議して改善されない場合は取材拒否をするとの方針(後に「偏向」「取材拒否」の文言を削除)を打ち出したり、記者会見よりホームページ(HP)での文書掲載を優先する姿勢を示したりしていた。そんな方針を批判した市議や他市の首長の声にも耳を貸さなかった。しかし、1月22日にあった今年最初の定例記者会見では終始笑顔をみせ、記者の質問に一つ一つ丁寧に答えた。なぜ態度を豹変させたのか。背景を探ると、会見数日前に親友から「政治家は悪く書かれるのが商売」という田中角栄元首相の金言を送られていた。(竹内一紘)

新年明けの定例会見で「豹変」

 1月22日、西宮市役所で開かれた今年最初の定例記者会見。今村市長の様子は最初からいつもと違っていた。

 これまで厳しい表情で会見場に入室していたのに、この日はドアを開けたときから笑顔。着席後、記者に一礼し、雑談を始めた。会見が始まってからも、穏やかな表情を崩さなかったのだ。

 昨年末、市議会の大川原成彦議長が「市民の声に耳を傾けながらかじを取るべきだ」と今村市長の政治姿勢を批判する異例の声明を出したことへの見解を問われると、「政治家はたたかれるものだと思っている」と殊勝な回答を述べた。

 昨年1月、市が重要施策でテレビ局から取材を受ける場合、広報課職員が立ち会ってビデオ撮影・録画するとの方針については、同年2月に5件行ったのみというデータを明らかにした上で、「訴訟で必要になるだろうと想定される場合に限って現場の判断で行う。それでいいと思う」と事実上の撤回宣言をした。

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