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凍結卵子で健康女性出産、大阪の44歳看護師 水面下で“普及”も…表面化は異例

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凍結卵子で健康女性出産、大阪の44歳看護師 水面下で“普及”も…表面化は異例

 独身時に自分の卵子を凍結保存した大阪府内の女性(44)が昨年、その卵子を使って妊娠、女児を出産していたことが2日、分かった。病気など医学的理由で凍結卵子を使って出産する例はあったが、健康な女性によるケースが表面化したのは国内では珍しい。

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 卵子を凍結した大阪市西成区のクリニック「オーク住吉産婦人科」によると、女性は看護師。仕事が多忙で結婚予定がなかったが、「将来子供がほしい」と、41歳時の平成24(2012)年から複数回にわたり、自分の卵子を凍結した。その後結婚し、卵子を解凍して夫の精子を使い体外受精を実施。昨年、44歳で女児を出産した。

 クリニックは22年から健康な女性の卵子凍結を始め、昨年末までに229人の卵子を凍結保存。うち17人が体外受精したが、出産はこの女性が初めて。

 卵子凍結保存は、がん治療などの後に妊娠の可能性を残したい患者らに行われてきた。だが、日本生殖医学会は25年に病気以外の社会的理由での凍結保存容認指針を決め、水面下が普及しているとみられるが、40歳以上は推奨していない。

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