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【大阪国際女子マラソン】「牛みたい」に食べて内臓強化 独走Vの福士、2度のトラウマ乗り越え

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【大阪国際女子マラソン】
「牛みたい」に食べて内臓強化 独走Vの福士、2度のトラウマ乗り越え

【大阪国際女子マラソン】表彰式で自分の写真パネルにサインする福士加代子=31日、大阪市中央区(寺口純平撮影) 【大阪国際女子マラソン】表彰式で自分の写真パネルにサインする福士加代子=31日、大阪市中央区(寺口純平撮影)

 福士には大阪国際で二度のトラウマがあった。2008年、注目された初マラソンは中盤以降に大失速し、ふらふらになって競技場で何度も転倒した。「産まれたての仔鹿みたいでしたね」と自虐的に振り返る。またマラソンを走りたいとは到底思えなかった。

 2度目のマラソンでロンドン五輪に挑んだ12年の大阪国際も失速に終わった。「もともと私あまり食べられん」と話す。

 「トラックは感覚で走れちゃうんで、食べなくてもいいぐらい」。ただ、マラソンではそれは通用せず、スタミナ切れを起こしたのが最大の敗因。12年4月にワコールにチームスタッフとして沢野千春栄養士が入り、福士の食の改善を図ってきた。

 三度目の勝負となる今回の大阪国際に向け、12月中旬からマラソン練習に入ったが、ワコールの永山忠幸監督は福士にこれまでのマラソン前の3倍の食事量を課した。「胃を大きくして内臓強化を図れば、短期間の練習でも強くなれる」と指揮官。とくに炭水化物を重視し、一回の食事で米500グラム、丼で2杯以上を食べてきた。福士も「量がしれっと多くなってた。米と芋、けっこう食べた」と苦笑する。ゆっくりと1時間近く時間をかけて食べる福士が食事を終えるまで、監督をはじめ、スタッフも最後まで付き添い、沢野栄養士も同じ味に飽きないように工夫を重ねた。

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