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【大阪国際女子マラソン】東京五輪目指す新星、床呂「目標が明確になった」

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【大阪国際女子マラソン】
東京五輪目指す新星、床呂「目標が明確になった」

【大阪国際女子マラソン】14位でゴールした床呂沙紀と山本泰明監督=31日、ヤンマースタジアム長居(奥清博撮影) 【大阪国際女子マラソン】14位でゴールした床呂沙紀と山本泰明監督=31日、ヤンマースタジアム長居(奥清博撮影)

 「足が思うように動かない。これがマラソンなのかと実感した」

 4年後の東京五輪を目指す床呂沙紀(21)=関西外大=にとっては経験をかみしめ、目標を定める大会にもなった。

 「沙紀、がんばれ」。背中を押してくれたのは、沿道の両親らの声だった。20キロ過ぎからは集団から1人離れ、徐々に順位を上げた。練習では30キロまでしか走ったことがなく、その後は未知の領域。「ペースをつかむのが大変でした」と振り返った。

 市民ランナーだった父、英史さん(50)の影響で幼いころから自然と走るように。三重県立津商業高に進学後は同県松阪市郊外の自宅を離れ、市中心部に家を借りて父と2人で生活。練習のため、午前4時に起きて朝食と弁当を作って通学し、帰宅後は睡魔と闘いながら机に向かった。

 全国駅伝は補欠で出場できず、高校時代はいつも「あと一歩」。3年のときは「もう走れへん」と一度だけ弱音を吐いた。母のさや子さん(49)は「神様に試されているんやから」と励ましたという。

 「頼もしく見えた」。浪速路を駆け抜ける娘の姿に両親は目を細めた。「来年は(2時間)30分を切るという目標が明確になった」。21歳の新星は東京五輪に向けて一歩を踏み出した。

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