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【センバツ】0-1とコールド負けはどっちが上? 近畿6校目の選考で波乱

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【センバツ】
0-1とコールド負けはどっちが上? 近畿6校目の選考で波乱

 秋季大会の結果に基づき、順当な選考が多かったが、近畿最後の6校目で「波乱」があった。近畿大会準々決勝で延長十四回の末に0-1で敗れた報徳学園が落選し、七回コールド負けした市和歌山が選ばれた。

 市和歌山は1点を追う展開でエースに代打を出し、その裏から投げた2番手が大量失点。過去の選考でコールド負けは大きなマイナス材料だったが、今回は「勝負にいって負けたのはマイナスにならない」という評価。報徳については「三塁を踏めなかった。打力の弱さはマイナス」。力は同等とされ、兵庫は明石商が先に選ばれていたため「地域性」で市和歌山になったという。

 兵庫は21世紀枠でも長田が選ばれていた。「兵庫3校」を避ける考えが働いたと勘ぐってしまうが、選考委員は「21世紀枠を斟酌(しんしゃく)したものではない」とあくまで試合内容重視を強調した。

 「関東・東京」で選考漏れした二松学舎大付は「エースに頼りすぎ」という指摘があった。これはエースが降板した後にもろさを見せた市和歌山には当てはまらないのか。選考委員のひとりは「データや結果より、実際に試合を見た選考委員の目を信じてほしい」と強調した。明確な選考基準がないのが、選抜大会の持ち味ではあるが、年や地区の違いで「玉虫色」の判断があるなら、甲子園を夢見る選手たちが気の毒だ。

(鮫島敬三)

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