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【関西の議論】球速130キロ、年間本塁打5本のプロジェクトは「夢」なのか 4大会連続世界一の女子プロ野球の未来

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【関西の議論】
球速130キロ、年間本塁打5本のプロジェクトは「夢」なのか 4大会連続世界一の女子プロ野球の未来

年間本塁打2本を放ち、チームの年間女王に貢献した京都フローラの池山あゆ美選手。年間5本を目指すプロジェクトを「かなり難しい」と本音を吐露しつつ、地道に練習を続けている=昨年12月、京都市伏見区の伏見桃山城運動公園 年間本塁打2本を放ち、チームの年間女王に貢献した京都フローラの池山あゆ美選手。年間5本を目指すプロジェクトを「かなり難しい」と本音を吐露しつつ、地道に練習を続けている=昨年12月、京都市伏見区の伏見桃山城運動公園

平均球速は110キロ

 プロジェクトは昨年3月から始動。核となる育成チームには、全国4チームのうち平均年齢18歳と最も若い選手がいる東北レイアが選ばれ、統括ヘッドコーチを務める松村さんらがサポートを始めた。

 まずは、けがをしない身体作りに向けて栄養面でのサポートや独自のトレーニング法を導入している。

 プロジェクトの主眼は、投手の球速アップ。男子プロ野球では、投手と打者の「二刀流」として活躍し、日本球界最速タイの球速162キロをマークしている北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手が大きな話題を呼ぶなど、やはり投手の球速はファンにとって見どころの一つだ。

 松村さんによると、男子選手の平均球速が140キロなのに対し、女子選手は平均球速110キロにとどまる。女子選手で最速を誇る京都フローラの小西美加投手でも126キロ。何としても130キロを超える投手を育成したいというのがリーグの悲願だ。

 また、女子プロ野球は男子プロに比べて本塁打数が少ないのも悩み。年間約50試合で、本塁打数が多い選手でも年間2本。本塁打を量産できるバッターの登場が望まれている。

 今回のプロジェクトは、スポーツに関する競技力向上や健康増進を専門に研究する鹿屋体育大の前田明教授も参加し、科学的に能力向上につなげようとしている点も特徴だ。

 プロジェクト開始から約8カ月後には、選手全体の基礎体力が向上。現時点では、球速アップや本塁打量産への直接の効果は分からないが、それでも担当者たちは手応えは感じているという。

 リーグの広報担当者は「今後はリーグに属する選手全員のデータを収集し、さらに分析をして目標に近づけたい」と話す。

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