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【衝撃事件の核心】「親づらするな」母と姉にみせた残忍 尼崎連続変死の首謀者・美代子元被告「後継者」…呪縛は解けたのか

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【衝撃事件の核心】
「親づらするな」母と姉にみせた残忍 尼崎連続変死の首謀者・美代子元被告「後継者」…呪縛は解けたのか

角田瑠衣被告をめぐる人物相関図。尼崎連続変死・行方不明事件の首謀者とされる角田美代子元被告の後継者と目された瑠衣被告だが、逮捕後は一転して事件の核心部分を供述した。果たしてマインドコントロールの呪縛は… 角田瑠衣被告をめぐる人物相関図。尼崎連続変死・行方不明事件の首謀者とされる角田美代子元被告の後継者と目された瑠衣被告だが、逮捕後は一転して事件の核心部分を供述した。果たしてマインドコントロールの呪縛は…

 母親のことを「嫌いでええわ」と暴行し、死亡すると「邪魔なので消えてほしかった」。姉が自殺をほのめかすと「そうなればいいなと思った」-。兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件で、2月に判決を迎える角田(すみだ)瑠衣被告(30)。実の母と姉に対する暴行や殺人などを行ったとされ、一連の事件で中心的役割を担ったとされる角田美代子元被告=平成24年12月に自殺、当時(64)=の後継者と目された。だが、逮捕後は一転して事件の核心部分を明かし、真相解明に寄与した。「真実を出し切らないと子供たちに合わせる顔がない」と大きな心境の変化をうかがわせたが、一方でこんな吐露もしている。「(元被告の自殺を聞いて)悲しくなって泣いた」「『いまだに目が覚めていない』と言われるのも分かっている」…。元被告による「マインドコントロール」の呪縛はそれほど強烈だったのか。

「いただきますも言えんのか!」姉に容赦ない仕打ち

 瑠衣被告が起訴されたのは、3人に対する殺人に加え、死体遺棄、監禁、加害目的略取など9つの罪。その中には、実の母、皆吉初代さん=当時(59)=と実姉の仲島茉莉子さん=同(26)=に対するものが含まれている。

 論告によると、母については、平成19年12月、和歌山県に逃亡したのを尼崎市内の元被告の自宅マンションに連れ去ったとする加害目的略取罪に問われ、姉に対しては20年7~12月、元被告の自宅マンションの物置に監禁、暴行した末、衰弱させて殺害したとして殺人と監禁罪で起訴されている。

 肉親に対する犯罪というだけでも衝撃的だが、当時の心境や犯行態様には戦慄を覚える。

 共犯の公判での証言や被告人質問などから瑠衣被告による事件のストーリーをたどると…。

 「ずっと『消えてしまえ』と思っていた」

 元被告のことを「お母さん」と呼んで心酔しきっていた瑠衣被告は、実の母についてそう考えていた。

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