産経WEST

【経済裏読み】ビットコイン生みの親探しが急展開、「サトシ・ナカモト」は豪IT起業家か…今度こそ本物?

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【経済裏読み】
ビットコイン生みの親探しが急展開、「サトシ・ナカモト」は豪IT起業家か…今度こそ本物?

ビットコイン考案者の可能性が高いと報道されたライト氏の自宅を捜索する警察官ら=2015年12月9日、シドニー(ロイター)

 「ビットコインを知ったきっかけは?」と司会者にたずねられたライト氏は、「うーん…すべてに長年かかわってきた。なるべく目立たないようにしているよ」と、なんとも思わせぶりなコメントをしている。

 ビットコイン考案者をめぐる新騒動は、さらに思わぬ発展をみせた。

 欧米メディアによると、昨年12月9日、豪州の連邦警察がライト氏の自宅を家宅捜索したのだ。捜索の理由はビットコインではなく、税に絡む容疑だと伝えられたが、報道のまさに直後というタイミングだけに憶測を呼んでいる。

本人は沈黙

 ところで、にわかに世界中の脚光を浴びたライト氏だが、騒動に驚いたのか、沈黙を守っているようだ。報道直後にブログも削除されてしまっている。英BBC放送のデイブ・リー記者は「ライト博士に接触を試みたが、うまくいかなかった」と嘆いている。

 実はライト氏がビットコインの考案者だとする決定的な証拠はまだ示されておらず、報道で先行したワイアード誌も「ライト氏は自分がナカモトだと直接名乗ってはいない」とし、流出した文書の真偽は未確認で、「すべて、あるいは一部が偽造という可能性はある」としている。

 それでも、BBCのリー記者は「ワイアードが提示した一連の証拠には説得力があり、サトシ・ナカモトの真相解明を自認する人たちがつぶしきれなかった穴をいくつも埋めている」と指摘している。

 果たして、ライト氏こそがナカモトの正体なのか。インターネット史上最大の謎の一つとされるビットコインの生みの親探しをめぐって、今後の報道と沈黙を続けるライト氏の発言や動静に注目が集まりそうだ。

「産経WEST」のランキング