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【経済裏読み】ビットコイン生みの親探しが急展開、「サトシ・ナカモト」は豪IT起業家か…今度こそ本物?

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【経済裏読み】
ビットコイン生みの親探しが急展開、「サトシ・ナカモト」は豪IT起業家か…今度こそ本物?

ビットコイン考案者の可能性が高いと報道されたライト氏の自宅を捜索する警察官ら=2015年12月9日、シドニー(ロイター)

 また真偽は不明だが、流出文書によれば、ライト氏が弁護士などとのやりとりで、09年以来ビットコインの運営にかかわってきた事実を隠してきたが、「結局は世界の半分に知られるのだろう」と意味深げな“告白”もしていたという。

 一方、米ITサイトのギズモードも、「初報はワイアードに先を越されたが、似た情報を追っていた」とし、やはりライト氏がビットコインを開発した可能性が高いと指摘。また、ライト氏の友人の米国人男性(13年に死去)の親友に取材した結果、ライト氏とこの米国人男性が2人で開発に携わっていたと報じた。ビットコイン考案者探しの報道合戦は、熱を帯びるばかりだ。

自宅を捜索

 報道を総合すると、ライト氏は40代半ば。IT起業家として企業を経営し、情報セキュリティーのプロフェッショナル、さらに暗号開発・解析が専門などさまざまな顔を持つようだ。

 実は本人自身もビットコインとの深いかかわりを示す発言をこれまで行っていることが、今回の報道の信憑性を高め、騒動に輪を掛けている。

 ワイアード誌によると、ライト氏はビットコインの運用開始前に、仮想通貨の開発に関する助言を専門家に求めていた。ギズモードは、ライト氏がオーストラリア政府に対し、ビットコインを資産ではなく通貨として扱うよう働きかけていたようだと伝えた。

 また、ライト氏自身もビットコインを大量に保有しているという。変動する交換レートにもよるが、約4億ドル相当のコインを保有しているとの報道もある。そのためか、ビットコイン関係者の間でも、ライト氏はつとに知られた存在だ。15年、米ラスベガスでビットコイン投資家向けの会議が開かれた。そのパネルディスカッションにライト氏も登場している。

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