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【エンタメよもやま話】通販も飲食店も2割〝やらせレビュー〟 投稿者にアマゾンが賠償請求、ステマ撲滅の波は日本に

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【エンタメよもやま話】
通販も飲食店も2割〝やらせレビュー〟 投稿者にアマゾンが賠償請求、ステマ撲滅の波は日本に

アマゾンジャパンが始めた音楽配信サービス「プライムミュージック」のネット画面 アマゾンジャパンが始めた音楽配信サービス「プライムミュージック」のネット画面

 では実際、こうした“やらせレビュー”がどのように投稿されていたかといいますと、信じがたいことに“やらせレビュー”をせっせと書いていた連中は、いま欧米で話題のお仕事あっせんサイト「Fiverr(ファイバー)」(本社・イスラエル)で「やらせレビュー書きます!」と自ら雇い主を募っていたのです。

斡旋300万種、やらせ・ステマ1本600円で書かせ…2000円を荒稼ぎ

 2010年に登場したファイバーは、自分の特技を5ドル(約590円)で売りたい人、つまり「5ドル払ってくれたら、こんなことをやりますよ」と雇い主を捜す人々がわんさと集まるユニークなウェブサービスで、社名も5ドルの「ファイブ」をアレンジしたものです。

 「ロゴをデザインします」「翻訳します」「お店のキャッチコピー作ります」「3Dアニメ作ります」といった多種多彩な計約300万種類のお仕事を掲載しています。

 現在、イスラエルのテルアビブにある本社のほか、ニューヨークやサンフランシスコなどにもオフィスを構えるなど急成長を遂げていますが“やらせレビュー”を必要とする連中が、ここでお仕事を掲載している人とコンタクトを取り“やらせレビュー”を書かせていたのです。

 アマゾンではまず昨年4月、売り手やメーカーからの依頼で“やらせレビュー”を組織ぐるみで書いていた米などの4つのサイトの運営業者について「虚偽広告を掲載し、商標権を侵害している」などとして提訴しました。

 昨年4月9日付ロイター通信などによると、これらのサイトは、高評価レビュー1投稿に対し、19ドル~22ドル(約2230円~約2600円)の報酬を受け取っていたといいます。

 この提訴で当該の4つのウェブサイトは閉鎖され、当然ながらアマゾンは該当商品を凍結。関わった販売者を除名しましたが、これに続き今回“やらせレビュー”を請け負っていた個人も提訴したというわけです。

 アマゾンで最初にカスタマーレビューが書かれたのは1995年6月で、これまでに全世界で1億以上のレビューが書かれていますが、一方でアマゾンに限らず、様々なネットサービスではステマに代表される“やらせレビュー”の横行も問題化しています。

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