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【関西の議論】「真田丸」効果か、石田三成ブレークの兆し…“悪役”からイメチェン、ゆかりの地は観光戦略

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【関西の議論】
「真田丸」効果か、石田三成ブレークの兆し…“悪役”からイメチェン、ゆかりの地は観光戦略

三成ゆかりの地を巡る「三成タクシー」も走る=滋賀県彦根市

 かつて「敗戦の将」として負のイメージで語られることが多かった戦国武将・石田三成。しかし、近年は戦国時代を舞台にしたテレビゲームで人気キャラクターになるなど、見方が変わりつつある。1月から放映が始まったNHK大河ドラマ「真田丸」では、主人公の真田幸村とかかわりの深い武将として好意的に描かれることが期待されている。こうしたムードに沸くのが三成の出身地・滋賀県だ。観光客誘致に向け、三成の魅力を発信するプロジェクト事業を立ち上げたほか、各地域でも「三成タクシー」や「三成の原酒」など、ゆかりの商戦が活発化している。

(江森梓)

冷酷なイメージはどこから

 三成は、永禄3(1560)年、近江国坂田郡石田村(現滋賀県長浜市石田町)に土豪・石田十左衛門正継の次男として生まれた。豊臣秀吉に仕え、後に佐和山城(同県彦根市)の城主となったが、関ケ原の戦いで敗れ、斬首された。

 なぜ、これまで世間で三成に対してあまり良いイメージが持たれなかったのか。長浜市長浜城歴史博物館の太田浩司館長は「江戸時代という長く続いた徳川中心時代の影響が強い」と指摘する。

 三成は豊臣政権を支え、後に関ケ原の戦いで徳川家康率いる東軍と戦ったことから「徳川に反逆したもの」として語られる。大河ドラマでは東軍の武将が主人公になることが多く、敵対する西軍の三成は「冷酷」「ずるがしこい」というイメージで描写される場面が少なくない。こうしたことが三成の負のイメージを形成してきたというのだ。

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