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三代目桂春団治さん死去 上方落語最後の四天王、85歳

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三代目桂春団治さん死去 上方落語最後の四天王、85歳

三代目桂春団治さん

 上方落語の大看板、三代目桂春団治(かつら・はるだんじ、本名・河合一=かわい・はじめ)さんが死去していたことが13日、分かった。大阪市出身。85歳。二代目春団治の長男で、洗練された高座で知られ、「四天王」と呼ばれた故六代目笑福亭松鶴さん、故三代目桂米朝さん、故五代目桂文枝さんらとともに戦後の上方落語の復興に奔走した。

 高校を卒業後、サラリーマンを経て、昭和22年に入門し、小春を名乗った。

 25年に二代目福団治を襲名。28年に二代目春団治が死去し、34年に29歳の若さで大看板の三代目を襲名した。

 上方の言葉をていねいに扱って、ネタ数はあまり増やさず、しぐさなどを計算し尽くして徹底して練り上げた。中でも「いかけや」「お玉牛」「高尾」「親子茶屋」などは絶品。舞踊山村流の名手で、高座では本題に入る直前に羽織をシュッと一気に脱ぐ形の美しさは有名だった。

 上方落語協会会長を昭和52年から7年間つとめた。芸術祭優秀賞や紫綬褒章、旭日小綬章など受章。

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