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「ぼったくり条例」お役ご免!? 施行15年、罰則適用ゼロ…悪質店減少・手口巧妙化 大阪

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「ぼったくり条例」お役ご免!? 施行15年、罰則適用ゼロ…悪質店減少・手口巧妙化 大阪

 不当に高額な料金を請求する飲食店を取り締まる大阪府の「ぼったくり防止条例」をめぐり、不当な料金を請求したとして罰則が適用された事例がないことが12日、分かった。「ぼったくりバー」が社会問題化したのを受けて平成13年6月に条例が施行されて以降、起訴に至ったケースはゼロ。摘発を警戒した店側が手口を巧妙化したことなどが背景にあるという。

 大阪・ミナミの繁華街。20代の男性が26年4月、出会い系サイトで出会った10代後半の少女に連れられ、バーに足を踏み入れた。実はこの少女、自然な出会いを装ったバーの従業員。少女との会話を楽しみながらテキーラなどを痛飲した。2時間足らずで帰宅しようとしたが、店員がおもむろに差し出した高額請求書に男性は思わず声を上げた。10万2千円-。

 とても払える額ではなく、それほど飲んだ記憶もなかったが、少女の姿は消えていた。男性は酔いが回りながらも抵抗すると、店長から「遊んだら支払わんかい。どうにかせんかい、帰らせへんぞ!」とすごまれたという。

 男性は店のトイレに駆け込み、110番。大阪府警は26年7月、同条例6条に規定する「不当な取り立て」を施行以来初めて適用し、店長を逮捕。少女に話し相手をさせるなどの接待行為をさせていたことが「風俗営業」にあたるとして、風営法違反(無許可営業)容疑も適用した。

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