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【現代を問う】「三島由紀夫の警句」に思う 無機質でからっぽ…日本人精神忘れた今の日本(岡山学芸館高・清秀中学園長 森靖喜)

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【現代を問う】
「三島由紀夫の警句」に思う 無機質でからっぽ…日本人精神忘れた今の日本(岡山学芸館高・清秀中学園長 森靖喜)

今の日本を予言するかのような警句を残した三島由紀夫

 師走を迎え、今二つの思いが交差する。安倍政権による『普通の国』への転換努力は、夏の「戦後70年談話」にしても、「平和安全法制」「対中・韓首脳外交」にしても、不満の余地はあるが、「安倍の葬式は朝日がだす」(若宮敬文・元主筆)という政党機関紙のような朝日新聞を筆頭にした大手マスコミの安倍首相たたきの中でよくぞ頑張ってくださった、という思いが一つ。もう一つの思いは、戦後の言語空間にどっぷりと漬かり、何らの進歩もないマスコミ・教育界への腹立ちである。

 戦後の米国占領軍(GHQ)は有無を言わさず「言論統制・検閲」の下に、日本が作ったかのように偽装した米国製現憲法を押し付けた。21万人に及ぶ公職追放、民法などの法改正、日教組の育成、教育勅語(ちょくご)を失効させ、裁判とは名ばかりの東京裁判による「今次大戦は日本の政治家・官僚・軍部の責任」「日本悪者国家」とする洗脳は成功を収めた。以後70年間、日本の政・官・財、教育界は「ポツダム宣言=悪者・侵略国家日本を懲らしめるために立ち上がった善なる米国」というポツダム歴史観を継承している。それにおもねり、親ソ・親中の共産主義シンパであり続けた学者・マスコミに引きずられた戦後教育の害毒は、戦後3世代におよびすでに限界を超えている、という思いに駆られるのである。

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