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【衝撃事件の核心】暴走族の“断末魔”か、警官を挑発する「イレブンスリー」…岸和田にギャラリー3千人 

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【衝撃事件の核心】
暴走族の“断末魔”か、警官を挑発する「イレブンスリー」…岸和田にギャラリー3千人 

大阪府内の暴走族の推移。全国的にも暴走族は激減しているが、大阪・岸和田の「イレブンスリー」は拡大の動きを見せている 大阪府内の暴走族の推移。全国的にも暴走族は激減しているが、大阪・岸和田の「イレブンスリー」は拡大の動きを見せている

社会問題だった暴走族

 そり込みの入ったリーゼント頭に大型バイク、金色の龍の刺繍(ししゅう)入りの特攻服…。かつて暴走族といえば、こんなスタイルが定番とされていた。

 同じ中学・高校出身の少年たちで構成され、厳格な上下関係が存在。「◯◯連合」などのグループ名とともに、「総長」と呼ばれるリーダーが代々受け継がれていくさまは、暴力団さながらだった。

 「七夕暴走」に「こいのぼり暴走」、「初日の出暴走」。主に祝日の前日深夜になると、数百台の改造バイクが一斉に繰り出し、全国の幹線道路をわが物顔で走り回った。信号無視は当たり前。彼らにとって交通法規は破るもの、警察は挑発の対象でしかなく、社会問題化していた。

 傍若無人の限りを尽くす暴走族に対し、警察の取り締まりも熾烈(しれつ)を極めた。

 関西のある県警OBによると、暴走族が活発に活動していた平成初期、ある駅が集合場所になり、200台以上が集まったことがあった。駅前の広場に暴走防止のネットを張ったが、バイクや車で強引に突破しようとしたため、カラーコーンをぶつけて転倒させたり、警棒で何度も車体をたたいたりするなど「手荒い手法」で制圧したという。

 このOBも暴走するバイクに飛びかかり、振り落とそうとジグザグ走行するバイクにしがみついた末に地面にたたきつけられ、骨折の重傷を負った。「今思うとむちゃだったが、当時は必死だった」と振り返る。

摘発強化で暴走族激減

 最近では、こんなステレオタイプの暴走族を目にすることはほとんどない。若者の間でも「ダサイ」「時代遅れ」などと敬遠されるのがオチだ。

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