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【衝撃事件の核心】暴走族の“断末魔”か、警官を挑発する「イレブンスリー」…岸和田にギャラリー3千人 

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【衝撃事件の核心】
暴走族の“断末魔”か、警官を挑発する「イレブンスリー」…岸和田にギャラリー3千人 

大阪府内の暴走族の推移。全国的にも暴走族は激減しているが、大阪・岸和田の「イレブンスリー」は拡大の動きを見せている 大阪府内の暴走族の推移。全国的にも暴走族は激減しているが、大阪・岸和田の「イレブンスリー」は拡大の動きを見せている

 国道は完全に封鎖され、まるで「私道」のような状態に。周辺の店舗や飲食店は臨時休業を余儀なくされた。取り締まりに当たった大阪府警の捜査員は、違法改造車を何度もパトカーや白バイで追跡したほか、摘発時の証拠にするためビデオで撮影。歩道では、見学の若者と警察官との小競り合いも相次いだ。

 府警はこれまでに、ナンバーを隠して車を運転していた富田林市の会社員の男(21)を道路運送車両法違反容疑で逮捕するなど31人を摘発、深夜徘徊(はいかい)や喫煙などで少年17人を補導した。府警は撮影画像の解析を進めており、1カ月以上がたった今も捜査を継続している。

本人たちも由来は知らず

 毎年11月3日に開かれることから「イレブンスリー」と呼ばれる集団暴走だが、なぜこの日に岸和田市内で行われるようになったのか。府警の調べに対し、暴走に参加した少年らは一様に「なぜ集まるようになったかは知らない」と答えたという。

 開催日については、(1)有名な暴走族メンバーの命日で、追悼の意味で始まった(2)堺市を拠点にしていた暴走族グループが記念日にしていた(3)学校や仕事が休みの祝日に集まっていた暴走行為が大規模化した-などの説がある。だが、いずれも推測の域を出ず、真偽は不明だ。

 府警によると、イレブンスリーが大規模化したのはここ3~4年。無料通信アプリ「LINE」の普及に伴い、LINE内でグループをつくる少年たちの間で情報共有が爆発的に進んだことが要因とみられる。

 今年はテレビや新聞で例年以上に報道されたうえ、集団暴走や警察官とのいざこざを繰り広げる様子を撮影した動画もネット上に多数アップされた。

 府警幹部は「来年はさらに多くの若者が集まる可能性が高まっている」とため息をつく。

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