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【歴史事件簿】パールハーバーの誤算(4完) 囁かれる「ルーズベルト陰謀説」…あえて奇襲を受け日本を「悪者」に

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【歴史事件簿】
パールハーバーの誤算(4完) 囁かれる「ルーズベルト陰謀説」…あえて奇襲を受け日本を「悪者」に

ルーズベルト米大統領(左)とコーデル・ハル国務長官=「昭和」(講談社)

 ただしイタリア・タラント港での空襲や、真珠湾攻撃の半年前、不沈艦といわれたドイツ戦艦「ビスマルク」の追撃戦で見せたイギリス海軍の雷撃効果もあって、航空機の存在はすでに無視できない状況下にはあった。

 そんな中で生まれたのが戦艦「大和」だった。まだ大鑑巨砲主義が圧倒的に主流を占めていた昭和12年11月に着工し、真珠湾攻撃の8日後の12月16日に就役している。

 基準排水量が6万4000トン、口径46センチの主砲はいずれもが世界最大であり、アメリカとの艦隊決戦を考えていた日本海軍にとっては最終兵器ともいえる存在だった。

 ところが、「大和」の完成も近いころに急速に頭角をあらわしてきた航空主兵論。

 真珠湾に続き、12月10日のマレー沖でイギリス新鋭戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」など2隻の大型艦を航空機だけで沈め、航空機の優位性を証明したのが、「大和」を生んだ日本という、なんという皮肉な結果。

 大和はこのあと戦果をあげることなく、昭和20年4月7日、アメリカ航空隊の攻撃を受けて鹿児島坊ノ岬沖に沈む。

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