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【「橋下劇場」閉幕~8年の軌跡~】(5)「まだ46歳だし、もったいない」 計画的な「幕あい」? 再挑戦はあるか

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【「橋下劇場」閉幕~8年の軌跡~】
(5)「まだ46歳だし、もったいない」 計画的な「幕あい」? 再挑戦はあるか

 橋下徹は今月18日に大阪市長を退任した。その翌日にはさっそく安倍晋三首相と東京都内で会談に臨んだ。タイミング、話題性とも抜群の嗅覚だが、だからこそ誰もが気になるのは「今後」の道筋でもある。

天才的な嗅覚

 「何でこんなときにあんなことするんだろう、何なんだこの判断は、と思われたか分かりません。でも、すべて計画、予測しながらやってきたつもりです」

 大阪市内で12日開かれた大阪維新の会全体会議。代表辞任のあいさつで、橋下徹は約100人の地方議員らを前にそう胸を張った。

 ただ、橋下を間近にみてきた複数の大阪維新幹部の実感は、「彼は走りながら考えるタイプ」「その時々の風を読む能力、空気を敏感に感じ取る嗅覚は天才的」と、「民意」をつかむためにはなりふり構わない非計画性にこそ、その凄みがあると分析する。

 「反対多数」となった5月の大阪都構想の住民投票を受け、政治家引退を表明した後も橋下流は続いた。

 「市政は自民、公明に一度やらせてみたらいい」

 住民投票から約2週間後の6月上旬。大阪維新議員らとの酒席で、大阪ダブル選への対応を問われた橋下は、吹っ切れた様子でそう答えた。同席した市議は「他党に市政を任せれば、数年後『維新待望論』が再燃し、そのときに維新がV字回復するという見立てなのだろう」と感じたという。

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