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【「橋下劇場」閉幕~8年の軌跡~】(4)「橋下嫌い」生んだ強行突破 こじ開けた住民投票の扉

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【「橋下劇場」閉幕~8年の軌跡~】
(4)「橋下嫌い」生んだ強行突破 こじ開けた住民投票の扉

 大阪府内の選挙で圧倒的な強さを誇ってきた橋下徹の勢いは、平成25年9月の堺市長選で大阪維新の会の擁立候補が敗れたことをきっかけに、退潮傾向に転じた。

蜜月関係に揺らぎ

 府議会では同年12月、第三セクター「大阪府都市開発(OTK)」株の売却議案をめぐって造反が起きて過半数割れ。看板施策である大阪都構想の制度設計を協議する特別区設置協議会(法定協)の議論も行き詰まった。

 大きな要因が、24年の衆院選での選挙協力で、住民投票の実施までは協力を得る“密約”を交わしたとされる公明党との蜜月関係の揺らぎだった。いら立ちを募らせた橋下は攻勢をかけ始める。

 「宗教の前に、人の道がある」(26年2月1日の日本維新の会党大会)。前日1月31日の法定協で、4つあった特別区の区割り案を1つに絞り込む維新の要請に応じなかった公明への、強烈な当てこすりだった。発言は公明とその支持母体である創価学会の反発を招いた。公明市議の一人は「あの発言で、学会、特に女性層の支持が決定的に離れた」と述懐する。橋下や大阪維新幹事長で府知事の松井一郎が、公明や学会の上層部と交渉して地方を押さえつける強引さへの不満も、府議や市議に鬱積していた。

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