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【あさが来たの舞台裏(7)】“金八節”で難しいせりふもこなす武田鉄矢…物語は東京へ

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【あさが来たの舞台裏(7)】
“金八節”で難しいせりふもこなす武田鉄矢…物語は東京へ

初めて訪れた東京で、偶然通りかかった福沢諭吉(武田鉄矢)に道を尋ねるあさ(波瑠) 初めて訪れた東京で、偶然通りかかった福沢諭吉(武田鉄矢)に道を尋ねるあさ(波瑠)

 「あさが来た」には時折ビッグな俳優さんがゲスト出演します。例えば、山本耕史さんや笑福亭鶴瓶さん、木村佳乃さん、そして21日の週から登場する武田鉄矢さんがそうです。

 武田さんは、最初から最後まで見事に武田鉄矢さんでした。慶応大学の創設者・福沢諭吉役なのですが、ドラマ『金八先生』で積み重ねてきた「教師歴」からにじみでるリアリティーが役柄を超越し、デンと存在していると申しますか…。

 例えば、上京したあさに牛鍋屋でこう語ります。 

 「夫や家から自由に生きるためには、婦人も経済の自立をはかるべきです。(中略)独立自尊。あなたはいつか、おなごの社長になりなさい」

 設定上どうしても難解なせりふが多くなりがちなこの役を、いわゆる“金八節”でものの見事に、有無を言わせずしゃべるだけしゃべって乗り切っていただけました。武田さんの語りにはリズムと抑揚があり、とても聞き心地が良いのです。「福沢諭吉とはこういう人だったんだろうな」と視聴者をだまして(?)しまう力業がありました。

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