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【浪速風】夫婦別姓 世界がどうあろうとも(12月17日)

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【浪速風】
夫婦別姓 世界がどうあろうとも(12月17日)

 「世界的には別姓を選択できる国がほとんど」というのが夫婦別姓を主張する根拠になっていた。夫婦同姓を合憲とした最高裁判決を、元最高裁判事の泉徳治弁護士は「グローバルスタンダードから遠い」と批判し、「日本だけが遅れるわけにはいかない」とコメントしていた。

 ▼国連の女性差別撤廃委員会も、民法の規定を「女性差別にあたる」として日本政府に是正勧告している。日本人は国連の権威や「世界がこうだから」に弱いが、夫婦同姓は明治の民法制定から長い歴史を経て社会に定着してきた。同姓がもたらす家族の一体感は、日本の伝統であり、文化である。

 ▼選択的夫婦別姓導入は「国会で論じられ、判断されるべきだ」とした判決は妥当である。その際は、自分は別姓を「希望しない」が8割に達した世論を考慮すべきだろう。不思議なのは「世界に合わせて」という別姓派と、「日本にしかない」憲法9条を「変えてはならない」と叫ぶ人々が重なることだ。

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