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武田薬品と京大iPSの共同研究開始

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武田薬品と京大iPSの共同研究開始

共同研究を開始した京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と武田薬品が会見を行った。着席した京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長(右)と武田薬品のクリストフ・ウェバー社長=15日、神奈川県藤沢市(寺河内美奈撮影)

 武田薬品工業と京都大iPS細胞研究所(CiRA、山中伸弥所長)は15日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を活用し、創薬や再生医療実用化を目指す共同研究を、糖尿病やがんなど6つの分野で始めたと発表した。5年以内の臨床試験開始を目指す。

 拠点となる武田の湘南研究所(神奈川県藤沢市)に約4500平方メートルの実験室を来年4月までに順次整備する。CiRAの教授ら6人が、それぞれ糖尿病への再生医療や創薬、がん免疫治療法、筋委縮性側索硬化症治療薬の開発など6つのプロジェクトを主導。約60人に研究態勢を組む。来年4月にはさらにプロジェクトを10に拡大させる予定という。会見で、武田の出雲正剛再生医療ユニットグローバルヘッドは「早いもので3年以内、まずは5年以内の臨床研究開始を目指したい」と話した。山中所長は「(大学研究者らが)臨床応用の世界に飛び込めるすばらしい舞台だ」と述べた。

 武田とCiRAは、今年4月に10年間の共同研究契約を締結。武田が研究費用計200億円と研究場所などを提供し、CiRAが研究者を派遣する。

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