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クラボウ、不正取引問題などで約10億円の売り上げ影響、役員処分も

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クラボウ、不正取引問題などで約10億円の売り上げ影響、役員処分も

頭を下げて謝罪するクラボウの藤田晴哉社長=15日、大阪市中央区(田村慶子撮影)

 クラボウは15日、元社員らが不正取引で売り上げや利益を水増ししたほか、子会社の元社員が横領目的で原料を不当転売した問題について、平成23年3月期から15年4~6月期に売上高で9億9千万円、最終利益で2億6700万円を過大計上していたと発表した。

 大阪市内で15日、会見を開いた藤田晴哉社長は「多大な心配とご迷惑をおかけし申し訳ない」と謝罪。「不正は絶対に許さない風土づくりに取り組み、信頼回復に向けて邁進したい」と述べた。

 同社の繊維部門の営業担当で、今年6月末に退職した元社員らが、複数年度にわたり循環取引で帳簿や伝票を操作する不正行為を行っていた。さらに子会社の営業補助担当だった元社員が、私的に転売するため糸を仕入れ、売り上げを着服する新たな問題も11月に発覚した。

 一連の問題を受け、同社は役員らの処分を発表。問題の中心となった繊維事業部の執行役員1人を解任し、12月16日付で契約社員としたほか、社長以下10数人の役員を1カ月分、10~50%の減給。不正をした社員も降格や一時出勤停止などの処分を科した。

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