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【甘辛テレビ】番組終了から12年、なのになお稼いだり24億円! 「水曜どうでしょう」名物ディレクターが語る“視聴率は「人」”

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【甘辛テレビ】
番組終了から12年、なのになお稼いだり24億円! 「水曜どうでしょう」名物ディレクターが語る“視聴率は「人」”

民放全国大会シンポジウムで発言する北海道テレビの藤村忠寿氏(巨大モニター)ら=11月10日、大阪市内

放送時間帯を変えても見ている人は同じ

 藤村さんは入社からCMデスクを経て、30歳で制作へ配属。初めて手掛けたのがこの番組でした。藤村さんも当初は、多くのテレビマンがそうであるように「視聴率」しか考えていなかったそうです。

 「ところが、やっぱり気になるのが視聴者の反応でした。当時はネットもないのでハガキで感想を募集するといっぱい来まして。何年かするとネット環境も整って、公式でない所でサイトが作られ、番組のいろんなことが語り始められた。そこへ僕らも書き込んでいくと、1人1人の名前を覚えていく。そうなると、いつの間にか、視聴率ではなく『視聴者=顔見知り』なったんですね」

 一方で、開始3年後には午後11時台で視聴率18%台を記録。そこで、ゴールデン帯に進出したら12%台。それで再び11時台に戻ったら12%台へ。つまり、時間帯を変えても見ている人はほぼ同じと気づいた。そこから番組の方向性が見えたといいます。

“顔が見える”視聴者

 14年の終了後、藤村さんは番組DVDなどのグッズを制作する一方、ネットでの交流のほか、番組イベントを各地で開催。番組は終わっているのに、札幌で行われる「水曜どうでしょう祭」には約4万人を動員するそうです(僕の先輩記者も大阪から参加)。それらの場所などでグッズを販売したところ、DVDは23シリーズで総出荷数約400万枚。藤村さんによると、昨年度の番組単体の放送外収入は「24億円」。これはローカル局の半期もしくは通年の売上高に匹敵する破格の数字です。

 もっとも、藤村さんはここでも「数字」を否定するのです。

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