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【ビジネスの裏側】「スプラトゥーン」が任天堂を救う?! 14年ぶり新キャラ登場、不振「WiiU」に波及効果

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【ビジネスの裏側】
「スプラトゥーン」が任天堂を救う?! 14年ぶり新キャラ登場、不振「WiiU」に波及効果

人気が高まっている任天堂のゲームソフト「スプラトゥーン」=大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田(南雲都撮影)

 任天堂の据え置き型ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」向けソフト「スプラトゥーン」が好調だ。14年ぶりの同社独自の新キャラクター登場で、ヒトがイカになる奇抜さや子供に親しまれるデザインなどが受け、5月の発売から4カ月の累計販売台数は世界242万本とミリオンセラーを達成、不振のWiiUの販売を押し上げている。任天堂を復活に導く切り札になる可能性が出てきた。(牛島要平)

 14年ぶりの新キャラ

 スプラトゥーンは、画面内で複数のプレーヤーが街を駆け回り、お互いに違う色のインクを発射して地面や壁を塗り進め、陣地を取り合うゲーム。時間内により多く塗った方が勝ちだ。

 ゲーム内でヒト型のプレーヤーがイカに変身して自分の塗ったインクの下を潜って移動できたり、インクを発射する道具「ブキ」をいろんな種類から選べたりと、ゲームを楽しめる工夫が随所に散りばめられている。インターネットにつなげば「4対4」の対戦が可能だ。

 このゲームは、マリオや「ゼルダの伝説」のような定番のキャラクターが登場するゲームとは違って、まったくの新作。任天堂の独自キャラクターとしては平成13年10月に発売されたゲーム「ピクミン」以来の意欲作だ。

 「既存のゲームの枠にとらわれずに、新しいゲームをつくろうと考えた」

 任天堂のホームページで商品の開発秘話を社長が聞き出す「社長が訊(き)く」で、スプラトゥーン開発を担当した男性社員が、岩田聡前社長(7月に死去)にそう語っている。

 ソフト開発を担う情報開発本部でWiiUの開発に携わったメンバーが連日集まり、約70のアイデアを出し合って議論を重ね、たどりついたのがスプラトゥーンだ。「シンプルな対戦から無限にいろんな戦いが生まれ、ずっと楽しめる」。開発を手掛けた別の男性社員はそう強調する。

 年末商戦に手応え

 「これほど爆発的に売れるゲームソフトも最近は珍しい」

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