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【スポーツワイドビュー】8年ぶり関西王者 環境激変の名門同大ラグビー部が選手権に賭ける「本気」

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【スポーツワイドビュー】
8年ぶり関西王者 環境激変の名門同大ラグビー部が選手権に賭ける「本気」

 大学ラグビー界の名門、同大が8年ぶりに関西王者に返り咲いた。1980年代に大学選手権3連覇を成し遂げた古豪も、近年は低迷。今秋のワールドカップ(W杯)イングランド大会で、日本中を熱狂と感動の渦に巻き込んだ「エディージャパン」にOBは一人もいなかった。「西の雄」はいかにして復活の足がかりをつかんだのか。(細井伸彦)

「黄金時代」今は昔

 5日に行われた関西大学Aリーグの天理大との最終戦。勝った方が優勝となる大一番は、同大が3点差で天理大の反撃をしのぎ、2007年以来、48度目の関西制覇を決めた。プロップ才田智主将は「同志社の歴史の中で過酷できつい8年だった。それを断ち切れてよかった」と涙ながらに語った。

 平尾誠二、大八木淳史らを擁し、82年から大学選手権3連覇を飾った黄金時代も今は昔。10年にはリーグ戦で7位に沈み、創部以来初めて入れ替え戦に回る屈辱を味わう。打倒関東を果たすどころか、関西制覇さえ難しくなっていた。

 実績十分の強豪ながら恵まれた環境にあるとは言い難い。コーチ陣はボランティア。授業料の減免制度もない。13年には文系学部がグラウンドのある京田辺キャンパスから北へ約35キロ離れた今出川キャンパスに移り、午後7時からの練習に部員がそろわなくなった。

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