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中国の環境汚染が影響!? 四国に「ナベヅル」が突然の大量飛来…第2の越冬地になるか

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中国の環境汚染が影響!? 四国に「ナベヅル」が突然の大量飛来…第2の越冬地になるか

餌場に降り立ったナベヅル=11月16日、高知県宿毛市(木村宏さん提供) 餌場に降り立ったナベヅル=11月16日、高知県宿毛市(木村宏さん提供)

 環境省がレッドリストで絶滅危惧II類に指定している「ナベヅル」の四国への飛来が相次いでいる。保護団体によると、越冬期を目前に180羽が居着いた。世界で生息する8割超が鹿児島県の出水(いずみ)平野で越冬するがそれ以外で大量確認されるのはまれだという。感染症の流行に対する危険などから越冬地分散が課題だっただけに、関係者は突然わいた“朗報”の行方を固唾をのんで見守っている。

300羽が飛来

 ナベヅルは、高知県四万十市で10月28日に今季初めて飛来が確認され、翌29日には29羽が田んぼに降り落ち穂などの餌をついばむ姿がみられた。地元保護団体によると、例年も10羽ほどは飛来するが、大量に居着くことはない。

 その後もナベヅルの飛来は相次ぎ、11月中旬には高知のほか、愛媛や徳島の四国3県で300羽に膨れあがった。

 ナベヅルはロシア・シベリア南東部から中央部で繁殖し、かつては日本全土に越冬地が広がっていた。ただ開発などを経て数を減らし、今では長年、保護活動を続けてきた出水平野に一極集中している。

 現在の個体数は約1万1500羽とされ、うち8割以上にあたる約1万羽が出水平野で越冬し、残りは中国や韓国を選んでいるという。日本野鳥の会・高知支部の木村宏さん(74)は「方角が違うので、最初から鹿児島ではなく四国を目指してきたとみられる」と推察する。

警戒心が強くツルなのに…大量に飛来、それだけ中国が…

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