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亡き家族、会えない人へ1万通「漂流郵便局」…来月、ロンドンに分局 瀬戸内国際芸術祭きっかけ、香川・粟島発

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亡き家族、会えない人へ1万通「漂流郵便局」…来月、ロンドンに分局 瀬戸内国際芸術祭きっかけ、香川・粟島発

 《10代初めにお二人に別れてしまった私は貴(あ)方(なた)達(たち)にありがとうを伝えておりません。65年位(くらい)すぎてしまったけれど、改めて“お父さん、お母さん 育ててくれてありがとう”》

 未来の自分や離れて暮らす家族に宛てたものもここに流れ着く。

 《息子様 ちょっとは電話してきてよ。電話はせんでもメールでもええから。LINEの「既読」だけが生存確認の証しやなんて。はぁ。育て方まちがえたんかな~》

 芸術祭開催中に400通だった便りも、今年11月18日に1万通を超えた。

 英国の分局は、久保田さんが今春からロンドンに美術留学した際、知人に「こちらでも開局しては」と提案されたのがきっかけ。来年1月19日~2月22日にロンドンで開く久保田さんの新作展示会に合わせ、会場の日英交流施設の一室に設けることにした。

 すでに10月から、現地のギャラリーや図書館など4カ所に専用ポストを設置。31年間の郵便局員経験をもつブライアン・ペインさん(69)が分局長を務める。ペインさんとは英国の郵便制度を学ぶツアーに参加した際に知り合い、本局・粟島の漂流郵便局長の中田さんと経歴や性格、雰囲気がそっくりなことから、就任を依頼した。

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