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ゆるキャラグランプリ15位「チュッピー」に“引退勧告?”  岡山県総社市

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ゆるキャラグランプリ15位「チュッピー」に“引退勧告?”  岡山県総社市

ゆるキャラGPの最終投票に出発(11月20日)する際のチュッピー=総社市

 今年の「ゆるキャラグランプリ(GP)」で全国総合15位、3年連続岡山県内トップを記録した総社市の「チュッピー」に“引退勧告”? チュッピーは一般公募で決まったデザインだが、使用面で市側が完全な権利を得ておらず、自由な宣伝活動ができない。もどかしい実情に、8日の市議会では別のキャラクターへの交代案も浮上した。

 チュッピーは平成20年、同市の子育て事業「子育て王国そうじゃ」のロゴとして募り、県立大(同市)の学生の作品をもとに誕生した。市は募集時に「著作権は市に帰属する」と明記。だが、同時に発生する「著作権者人格権」の不行使にふれておらず、チュッピーの使用法をめぐっては元学生の許可が必要となり、デザインのアレンジなども無断ではできない。

 8日の市議会では萱野哲也氏(無所属)が、チュッピーについて「権利的背景は」「今後は」などと質問。片岡聡一市長は同人格権の扱いで「欠落していた」と落ち度を認めた。

 萱野氏は「制約のなか他自治体のようなグッズ類も少なく、これ以上の(同GPでの)順位アップには限界がある」と暗に刷新を提案。しかし、市は「今後も元学生と一定の範囲内での使用許可などを交渉する」とし、片岡市長は「来年もチューピーで続けていく」と、内部でくすぶっていた引退説を否定した。

 取材に対し、片岡市長は「来年のGPでは1位を狙う」と断言したが、思い切ったPR活動が可能なのかか、今後が注目されそう。

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