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【関西の議論】注目集める「離島留学」 自然に囲まれ先生とマンツーマン授業、過疎校対策にも…琵琶湖・沖島からの報告

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【関西の議論】
注目集める「離島留学」 自然に囲まれ先生とマンツーマン授業、過疎校対策にも…琵琶湖・沖島からの報告

船から下りて小学校へ向かう子供たち=近江八幡市の沖島漁港

 琵琶湖に浮かぶ唯一の有人島、沖島(滋賀県近江八幡市)にある市立沖島小学校では、全校児童10人のうち半分以上が島外から船で通っている。少子化に伴い、市が通学区域を島内から市内全域に拡大したためだ。船は1~2時間に1便。通学には少々不便だが、子供たちは生き生きとした表情で登下校している。四季折々の豊かな自然の恵み、子供たちを温かく見守る島民たち、遠泳大会など島ならではの独自のカリキュラム…。そこには不便さを補って余りある魅力がある。近年、こうした“離島留学”“離島通学”が注目されている。子供たちを伸び伸び育てたいという親の思いに加え、自治体の過疎校対策にもなっているからだ。(江森梓)

豊かな自然に囲まれ

 午前7時45分、子供たちと教員らを乗せて、船は島の対岸にある同市の堀切港を出発する。そこから約10分で島に到着だ。

 「おはようございます」

 船を降りると、子供たちは桟橋にいた漁師らに元気よくあいさつした。沖島漁業協同組合長の森田正行さん(65)は「子供たちが降りると、地域が活気づく」と目を細める。

 沖島小学校は全校児童10人のうち7人が船で通学。荒天などで船が出ないと休校になる。4年生の谷口莉麻(りお)さん(10)は毎朝6時に起き、バスに乗って港まで来て、そこから船に乗って登校する。「朝早く起きるのは大変だけど、学校が楽しい」と屈託がない。

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