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体内からアルミ箔 難病女児衰弱死で母親に無罪判決 大阪地裁

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体内からアルミ箔 難病女児衰弱死で母親に無罪判決 大阪地裁

 筋疾患の指定難病「先天性ミオパチー」の患者だった3歳の長女に十分な食事を与えず、低栄養で衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親(20)の裁判員裁判の判決公判が30日、大阪地裁で開かれた。小倉哲浩裁判長は「母親が長女の栄養不良を認識していたというには合理的疑いが残る」として無罪(求刑懲役6年)を言い渡した。

 判決理由で小倉裁判長は争点となった長女の死因について検察側立証に沿って衰弱死と認定。筋力が低下したり、発育・発達が遅れたりするミオパチーの影響とした弁護側の訴えを退けた。

 そのうえで、長女が衰弱しているという認識が母親にあったかどうかを検討。検察側は死亡前の8カ月間で体重が11・4㌔から8㌔に急減していたことから「栄養不良は外見上明らかだった」と主張したが、判決は「身長は7㌢伸び、順調に成長していた。死亡直前も長女は自力で歩いており、運動に明らかな異常があったという立証もない」と、母親が気づけなかった可能性に言及した。

 長女の体内から皮付きの生タマネギやアルミ泊が見つかった点について、検察側は「空腹にあえいでいた証拠だ」としたが、判決は「前後の食事の状況、行動が明確になっておらず根拠にならない」と否定した。

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