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【水木しげるさん追悼】
腕亡くしたパプアニューギニア…看病の恩義感じ毎年のように訪問
鬼太郎の人形と写真に納まる水木しげるさん(左)と妻の武良布枝さん=東京都調布市の水木プロ
突然の訃報に関係者は悲しみに暮れた。30日に亡くなった水木しげるさんが幼少期に育った鳥取県境港市にある「水木しげる記念館」の庄司行男館長は「信じられない」と絶句した。大食漢として知られる水木さんは9月に撮影に訪れた際も元気な様子で食欲もあったという。
境港の水木しげるロードには年間200万人以上が訪れる。
「大勢が訪れるのは、怖さの中にも愛らしさのある水木先生の妖怪の魅力のたまものだったのに…」と悲しみに暮れた。
水木さんが大好物だったという神戸銘菓・やわらか焼を販売する老舗「菊水総本店」の堀木利則代表は「直接の面識はないが、有名な方に召し上がっていただいていたのはうれしかった。身近に感じていた人だったので、非常に驚いている」と話した。
「寂しい。残念でならない」。水木さんと30年来の親交があるパプアニューギニア在住の川畑静さん(90)も声を落とした。
戦時中にラバウル(パプアニューギニア)で腕を失った水木さん。その時に看病してくれた住民に恩義を感じ、毎年のように現地を訪れていたという。



