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【再起動~ポスト橋下時代へ(上)】「僕は政治家としての命を一旦絶った」 それでもあがる“アンコール”の声

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【再起動~ポスト橋下時代へ(上)】
「僕は政治家としての命を一旦絶った」 それでもあがる“アンコール”の声

当選確実の一報を受け、所属議員やスタッフらが集まった場であいさつする大阪維新の会の橋下徹代表(中央)=22日夜、大阪市北区(出席者提供)

「政治家としてはもうこれで終わり」

 「僕は一旦ね、住民投票の結果で政治家としての命は絶ちました。政治家としてはもうこれで終わり。でも50年勝負のこの大阪都構想。後は松井(一郎)知事とこのすばらしい新しいリーダー、吉村(洋文)に託しますから。本当に8年間ありがとうございました」

 21日夜、大阪・難波で行った大阪ダブル選最後の訴えで、知事の松井一郎から「アンコール」とマイクを託された大阪維新の会代表、橋下徹は、改めて政界引退を宣言し、駅前を埋めた聴衆に手を振り続けた。

「会見は主役の2人でいい」

 翌日、2人の当選確実を大阪維新の幹部らとホテルの控室で見守ると「会見に出るのは主役の2人でいい」と、自身の去就が最も注目されていることを十分承知しながら、あえて会見場には姿をみせなかった。

 それでも松井は、「橋下市長は一旦休憩に入る」と、盟友の政界復帰に望みをつなぐ。

 今回、大阪維新の2候補が当選となったことで橋下はどう出るのか。念願の都構想に自ら再挑戦するつもりはないのか。「2万%ない」と言い切った直後に知事選に出馬した過去があるだけに、非維新の各党にも「完全引退」には懐疑的な見方は根強い。

1日300人との握手の〝ノルマ〟 「ブラック政党ですわ」と議員

 《ラストの直線、フルスロットル、アクセルべた踏みで、メーターを振り切ってください》。橋下から、大阪維新の所属議員にそんなメールが届いたのはダブル選中盤の16日朝のことだ。この日、新聞各紙の世論調査が知事・市長選とも「維新優勢」と伝えるなか議員は組織の緩みを警戒した橋下の本気を感じた。

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