産経WEST

「さらなる精神的苦痛。許されないこと」 神戸児童連続殺傷事件の元少年の手記に対して被害者の父が訴え

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


「さらなる精神的苦痛。許されないこと」 神戸児童連続殺傷事件の元少年の手記に対して被害者の父が訴え

犯罪被害者への支援について講演する土師守さん=11月14日、京都市下京区

 犯罪被害者週間(25日~12月1日)にあわせ、犯罪被害に遭った人への支援について考える集会が14日、京都産業大学むすびわざ館(京都市下京区)で行われた。平成9年に神戸市須磨区で起きた児童連続殺傷事件で次男を失った土師守さん(59)が講演、「国や行政、民間がそれぞれの役割を果たし、犯罪被害者が本当に望む支援が必要」と訴えた。

 土師さんは「事件後、1カ月ほどは何もする気が起きなかった」という自らの経験から、「食事や買い物、洗濯といった生活支援が最も大切」と話した。

 また、「加害少年は法で守られるが、被害者の未成年の兄弟には公的な支援がなく、行政から見放されている」と指摘。弟が殺されたうえに、遺体の一部が置かれていた中学校に通わなければならなかった当時、13歳の長男について語り、「被害者の未成年の兄弟を精神面でサポートする制度などを早急に設けてほしい」と述べた。

「産経WEST」のランキング