産経WEST

【世界を読む】ハワイに“あいりん地区”ができる日 片道切符で飛んで来るホームレス 楽園の「非常事態宣言」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【世界を読む】
ハワイに“あいりん地区”ができる日 片道切符で飛んで来るホームレス 楽園の「非常事態宣言」

米ハワイのホノルル近郊で、燃えるテントを見つめるホームレスの少年。地上の楽園・ハワイとは思えない光景だが、ハワイではホームレスの数が増え続け、州知事が10月に非情事態を宣言する事態になっている(AP) 米ハワイのホノルル近郊で、燃えるテントを見つめるホームレスの少年。地上の楽園・ハワイとは思えない光景だが、ハワイではホームレスの数が増え続け、州知事が10月に非情事態を宣言する事態になっている(AP)

 平成26年1月実施の厚生労働省の調査によると、全国のホームレスの数は、ハワイ州のその数とほぼ同規模の7508人。ただ、前年調査から757人(9・2%)減少している。

 ホームレスは年々減少傾向にあるが、都道府県別にみると、大阪府が1864人で全国最多となっている。続いて東京都の1768人、神奈川県の1324人の順だ。

 大阪の場合、1864人中、1725人が大阪市に集中。大阪でも減少傾向で5年前から比べれば半減しているが、西成区のあいりん地区の状況が大きく改善されたわけではない。

 ハワイにホームレスが集まる要因は、屋外で寝ていても凍死することはない温暖さにあるが、ボランティアの炊き出しもあり、観光客の多さから食べ物のごみも多いことがあげられるという。

 ボランティアの炊き出し以外で、ハワイとあいりん地区に共通項はないが、いったんホームレスが集中し始めた状況の改善は困難を極めることが予想される。一般の観光客の間でも、ハワイでのホームレス増加を憂う話題がしばしば登場することもあり、観光産業に影響が出てもおかしくはない。このため、ホームレス対策はハワイにとって喫緊の課題で、ワイキキがあいりん地区化しかねない状況の早急な打開策が求められている。

このニュースの写真

  • ハワイに“あいりん地区”ができる日 片道切符で飛んで来るホームレス 楽園の「非常事態宣言」
  • ハワイに“あいりん地区”ができる日 片道切符で飛んで来るホームレス 楽園の「非常事態宣言」
  • ハワイに“あいりん地区”ができる日 片道切符で飛んで来るホームレス 楽園の「非常事態宣言」
  • ハワイに“あいりん地区”ができる日 片道切符で飛んで来るホームレス 楽園の「非常事態宣言」
  • ハワイに“あいりん地区”ができる日 片道切符で飛んで来るホームレス 楽園の「非常事態宣言」

「産経WEST」のランキング