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「鬼の行列」に子供が大泣き 「怖い、おうちに帰ろう!」 三重・上野天神祭 

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「鬼の行列」に子供が大泣き 「怖い、おうちに帰ろう!」 三重・上野天神祭 

ひょろつき鬼に迫られ泣き叫ぶ子供たち=伊賀市

 伊賀市の秋の風物詩・上野天神祭(国指定重要無形民俗文化財)は24日、鬼行列と、「足揃(そろ)えの儀」として楼(だん)車(じり)の試し引きが行われた。天候にも恵まれ、祭りムードも上昇。大勢の市民が中心市街地で繰り広げられる祭りを楽しんだ。25日は「本祭」。9基の楼車と鬼行列などが市街地を巡行する。

 祭りの名物「鬼行列」は三之町筋で行われた。大人や子供約120人が役行者や悪鬼などさまざまな形の能面をつけてゆっくりと行進。4体の「ひょろつき鬼」が狭い路地を右から左へと足をふらつかせ、観衆に襲いかかるようにひょろつくと、子供が悲鳴を上げ、親たちの歓声や笑い顔が入り交じった。

 祭礼関係者によると行列は、藩祖・藤堂高虎の眼病平癒のため山伏たちが奈良・大峯山へ峰入りしたようすを再現。鬼がひょろつくのは、役行者の法力に抑えつけられ、ふらついているという。転じて現代では、パフォーマンスとして秋田のなまはげのように幼児を諭すため驚かせているといい、家族3人で来た西柘植保育園の中沢実祐ちゃん(4)は「怖い! 早くおうちに帰ろう」と泣きながら父親にしがみついていた。

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