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ようやく…大阪「民泊」条例、府議会委員会通過へ ホテル不足に光明 でも大阪市は…
“野放し”許さぬ
一方、インターネット上にはすでに民泊を仲介するサイトが複数あり、大阪市保健所には「無許可で宿泊施設として営業しているのではないか」といった苦情が相次いでいる。今年9月末時点で少なくとも30件以上の苦情が寄せられ、昨年度の22件を上回った。
観光局によると、府内では3千室以上がネット上で“貸し借り”されているとの情報もあり、大半が旅館業法に基づく府や市の許可を受けていない違法営業とみられる。観光局の溝畑宏局長は「不法状態を放置し、衛生上や治安上の問題が起きれば大阪観光のイメージダウンになる」として、条例の必要性を強調している。