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【衝撃事件の核心】「死にたい」は真っ赤なウソ あべのハルカス飛び降り騒動 自殺〝偽装〟男「迷惑度は300メートルより高い」

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【衝撃事件の核心】
「死にたい」は真っ赤なウソ あべのハルカス飛び降り騒動 自殺〝偽装〟男「迷惑度は300メートルより高い」

「あべのハルカス」屋上で「死にたい」などと語る男とみられる人影(左)と説得にあたる関係者ら(右)=9月20日午後3時30分、大阪市阿倍野区 「あべのハルカス」屋上で「死にたい」などと語る男とみられる人影(左)と説得にあたる関係者ら(右)=9月20日午後3時30分、大阪市阿倍野区

 このころ、「万が一」の事態に備え、地上では大規模な警戒態勢が敷かれていた。

 ハルカスの屋上は地上300メートル。「あの高さから落ちれば、たとえ鉛筆1本でも体を貫通するくらいの被害が出る」(捜査幹部)という。府警は周辺に規制線を張り、通行人がハルカスの建物の下や周辺に近づかないよう呼びかけた。

 「大パニック」「ハルカスから人が飛び降りるらしい」。騒ぎを受け、短文投稿サイト「ツイッター」では目撃者が次々と写真などを掲載。騒ぎを聞きつけたやじ馬も集まった。

 観光客でにぎわっていたはずのハルカス付近は、にわかに物騒な雰囲気に包まれた。

「騒ぎ起こし関心を…」

 「飛び降り予告」から約2時間半が経過した同日午後3時半ごろ。署員の説得に応じる形で、男は外壁内側のはしごをつたい階下へ。待ち構えていた署員に身柄を確保された。

 熱中症とみられる症状があったことから、男はいったん病院に搬送されたが、大事には至らないと判明。診察後、同署が建造物侵入容疑で逮捕した。

 「飛び降りるつもりはなかった」。前代未聞の飛び降り騒ぎを起こした男は、自殺志願が虚偽だったことを認める供述をした。

 動機については「以前の勤務先での労災認定をめぐり、トラブルがあった。騒ぎを起こして関心を集めようと思った」などと釈明。騒動への対応を余儀なくされた警察側にとっては、許し難い話だったが、男は取り調べに深く反省した態度を示していたという。

 同署は逃走や証拠隠滅などの恐れがないと判断し、逮捕翌日の21日に男を釈放。任意での捜査を継続している。

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