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ミドリガメ隔離、生態系守れ…保管プール整備 兵庫・明石市

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ミドリガメ隔離、生態系守れ…保管プール整備 兵庫・明石市

ミドリガメを保管プールに放す明石市職員=明石市大久保町松陰

 日本固有の生態系への影響が懸念される外来種のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を隔離するため、兵庫県明石市が捕獲したミドリガメを一時保管するプールの運用を始めた。

 環境省によると、ミドリガメは全国で180万匹が飼育され、近年の輸入量は10万匹前後と推計されている。大型で繁殖力が強いため在来種が駆逐される恐れがあり、同省は今年7月、5年後をめどに輸入を規制する方針を打ち出した。

 一時保管プールは、ごみ処理施設「明石クリーンセンター」(同市大久保町松陰)の一角を深さ40~60センチに掘り下げ、縦5メートル、横9メートルの大きさで整備した。中央に甲羅干しするための島を設ける一方、逃げないように周囲にはフェンスを張り巡らせた。

 収容能力は最大1千匹。市の捕獲分に加え、飼育できなくなった市民からの持ち込みにも対応する。同市では平成23年度以降で計7千匹を捕獲しており、すぐに満杯になることも想定される。市は捕らえたミドリガメを肥料化できないかどうか検討するという。

 カメの生態に詳しい須磨海浜水族園前園長の亀崎直樹さん(59)は「全国的に見ても画期的な取り組み。在来種の生態系を維持するためにも、こうした流れが当たり前になってほしい」と話している。

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