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【衝撃事件の核心】山口組分裂でくすぶる仁義なき〝極道再編〟 「関東二強暴力団」住吉会、稲川会にも余波、一枚岩でないウラ事情

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【衝撃事件の核心】
山口組分裂でくすぶる仁義なき〝極道再編〟 「関東二強暴力団」住吉会、稲川会にも余波、一枚岩でないウラ事情

 相次ぐ来訪が意味するのは「山口組への支持表明」(捜査幹部)にほかならないが、関係者の間で最も波紋を広げたのは、山口組と緊張関係を維持しているとされている住吉会の最高幹部の訪問だった。

 平成初頭のバブル期以降、関東進出を本格化させた山口組は、東京を拠点とする住吉会との間で、シノギ(資金獲得活動)をめぐってしばしば抗争を繰り返してきた。栃木や茨城など7県で山口組系弘道会と住吉会系団体が衝突、9人が死傷した「北関東抗争」(平成15年)や、山口組系小西一家と住吉会系団体が埼玉県で互いの幹部を殺害した「埼玉抗争」(20年)などが有名だ。

 近年は雪解けが進んでいるとの見方があり、23年には銃刀法違反罪での服役から出所した山口組の篠田建市(通称・司忍)組長の出所祝いに住吉会の最高幹部も出席した。ただ、「基本的には最低限の付き合いを続けているのが実態」(捜査関係者)という。

武闘派欠席、広がる波紋

 「やはりあの件が、住吉会内部で波紋を呼んだのだろう」

 大阪府警幹部が語るあの件とは、分裂直後の9月5日、神戸山口組が中核組織である山健組の事務所(神戸市中央区)で開いた会合に、住吉会系幸平一家の加藤英幸総長が現れたことだ。報道陣が詰めかける中、山健組組長で神戸山口組のトップに就任した井上邦雄組長自らが先導、丁重に事務所へ招き入れる様子は、テレビなどでも大きく報道された。

 住吉会の中でも武闘派で知られる幸平一家のトップである加藤総長は、住吉会の総本部長も務める最高幹部の一人。加えて井上組長とは兄弟分の仲で、親しい付き合いとされる。

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