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配水管には「忍び返し」、扉はツーロック…女子学生を守る京都の防犯モデル賃貸マンション

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配水管には「忍び返し」、扉はツーロック…女子学生を守る京都の防犯モデル賃貸マンション

京都府防犯モデル賃貸マンション第1号に認定されたマンション

 1人暮らしの女子学生らを性犯罪から守ろうと、防犯基準を満たしたマンションを「府防犯モデル賃貸マンション」に認定する取り組みがスタートし、第1号認定式が京都市中京区のマンションで行われた。府警や市などが推奨。防犯カメラを設置したり、窓に防犯フィルムを施したりして、外部からの侵入を防ぐための基準を満たしたマンションに、認定証が交付される仕組みだ。

 今回、第1号に認定されたのは、同志社大学指定の4階建てのマンション。オートロック式で、24時間録画の防犯カメラも設置されている。2、3、4階には、外部からの侵入者が、配水管をつたうことができないよう「忍び返し」がついており、塀を乗り越えられないよう柵も設けられている。扉もツーロックで、窓には防犯フィルムも施す徹底ぶりだ。

 府警によると、窃盗や傷害などの刑法犯の認知件数が、6万5千件を超えていた平成14年に比べ、平成26年は39年ぶりに3万件を切るなど、認知件数は近年減少傾向にあるという。今年8月末の刑法犯認知件数も、前年比16パーセント減少していた。しかし、強制わいせつなどの性犯罪の件数は横ばい状態。特に、10代~20代の被害者が全体の約8割を占め、住宅に侵入されて被害にあうケースも約2割あるという。

 府防犯モデル賃貸マンションの取り組みは今年6月から、府防犯設備士協会が認定作業を開始。1人暮らしの女性らが安心して暮らすことができるように犯罪被害にあいにくい構造や設備を満たしたマンションの運用を開始し、今後少しずつ数を増やしていく予定だ。

 交付式で、府警生活安全部の山根弘行部長は「府警が発行する防犯対策のチラシを配布するなどして、住民自体の防犯意識も高め、性犯罪を京都から減らしていきたい」とあいさつした。(北崎諒子)

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