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【大阪調査隊】元祖USJは100年前にあった…大人も子供も夢中になった東洋一の飛行機ゴンドラ 幻の遊園地「市岡パラダイス」

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【大阪調査隊】
元祖USJは100年前にあった…大人も子供も夢中になった東洋一の飛行機ゴンドラ 幻の遊園地「市岡パラダイス」

当時の市岡パラダイスの絵はがき。迫力が伝わる飛行機型ゴンドラ

 大正時代、大阪市港区のベイエリアに世界に誇る遊園地があったらしい。その名は、「市岡パラダイス」で、わずか5年(1925~30年)で姿を消した幻の遊園地。園内には大きな滝が流れ、圧巻は東洋一をうたう高さ約30メートルの飛行塔があり、飛行機型のゴンドラがぐるぐる回りながら上下していた。珍しい機械仕掛けのアトラクションに大人も子供も夢中になったという。現代版、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)ともいえる市岡パラダイスとは一体どんなものだったのだろうか。(上岡由美)

跡地には自動車教習所

 まずは手がかりを求め大阪市港区役所へ向かった。

 総務課で尋ねると「『港区誌』で書いてあることが全てなんですが、大阪港の繁栄とともに港区の人口が大阪市内で一番多かった大正時代から昭和初期にかけて、娯楽施設がたくさんつくられました。市岡パラダイスもその一つ。もう痕跡はほとんど残っていません」と教えてくれた。

 その『港区誌』にはこう書かれている。

 《内部の施設は楽園の称にそむかぬいわゆる歓楽機関の総べてが完備され、大劇場・映画館・演芸館、またスケート場・野外劇場・飛行塔・農園・小鳥園(中略)その嶄新な趣向は人気を呼んで大阪の名所となつた》

 さらに開業は大正14(1925)年7月で、今からちょうど90年前であること。デベロッパーの「市岡土地」が自社の経営地内に1万2千坪(約4ヘクタール)の用地を確保し、経費100万円を投じて開設したという。

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