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【記憶遺産】シベリア抑留資料登録に「引き揚げのまち」歓喜、京都・舞鶴記念館 待ちわびた吉報

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【記憶遺産】
シベリア抑留資料登録に「引き揚げのまち」歓喜、京都・舞鶴記念館 待ちわびた吉報

くす玉を割って喜ぶ関係者ら=10日午前2時15分、京都府舞鶴市の舞鶴引揚記念館

 長い間待ちわびた登録に歓喜の声-。シベリア抑留資料を所蔵する舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)では、10日未明に国連教育科学文化機関(ユネスコ)による世界記憶遺産への登録の吉報がもたらされると、100人を超える市民らが万歳を繰り返した。関係者らがくす玉を割り、「引き揚げのまち」は喜びにわいた。

 記者会見は、10日午前2時20分に始まり、多々見良三市長は「シベリア抑留や引き揚げ体験者のみなさんから、『史実を後世に伝え、平和の尊さを広く発信してほしい』との思いとともに資料を託された。市として、大きな約束を1つ果たさせていただいた」と安心した表情であいさつした。

 会見には舞鶴市の有識者会議の会長を務める黒沢文貴・東京女子大教授も出席し、「今回登録された資料は希少性もあり、世界記憶遺産登録に十分に値する貴重なもの。今後は、平和に向けた取り組みに利用していただきたい」と強調した。

 また、同日朝には、戦後70年・海外引揚70周年祈念式典が市総合文化会館で開かれ、市民ら800人が参加。登録された資料に含まれる抑留体験画を描いた千葉県柏市の木内信夫さん(91)らシベリア抑留経験者も駆け付け、シベリア抑留や引き揚げで亡くなった人たちの冥福を祈った。

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