産経WEST

【浪花に舞い降りた紅天女(2)】漫画好きの少女時代 1度読めば全て記憶 漫画家、美内すずえさん

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【浪花に舞い降りた紅天女(2)】
漫画好きの少女時代 1度読めば全て記憶 漫画家、美内すずえさん

道頓堀川を眺めながら、故郷の大阪について話す美内すずえさん=今年7月、大阪市浪速区(南雲都撮影) 道頓堀川を眺めながら、故郷の大阪について話す美内すずえさん=今年7月、大阪市浪速区(南雲都撮影)

 美内 今までの蓄積があるので絵やせりふが泉が湧くように出てきて、白いノートにいきなり3部作を書きました。クラスメートに見せて、夏休みの自由課題として提出したら、先生に「漫画家になるのか」と言われて「そうだ、漫画家になればいい」と。

 --高校2年生だった16歳のとき、集英社「別冊マーガレット」の新人公募賞で受賞し、デビューされました

 美内 高校に通いながら、毎月のように漫画を描いていましたが、すごく大変なんですよね。普通なら絶対落第してます。でもクラスメートに助けられて、奇跡的に卒業できたんです。

 --どんな協力を

 美内 ノートは取ってくれるわ、代わりにノートを提出してくれるわ。17歳の時に演劇の漫画を描いたんですが、クラスの演劇部長がいろいろ見せてくれて。好意的に仲間に入れてくれて、文化祭で裏方を手伝ったりしてね。

 --代表作「ガラスの仮面」も演劇の話ですが、その前に演劇漫画を描かれたんですね。もともと演劇に興味があったんですか

 美内 いいえ。17歳の夏休みに出版社が東京に招待してくださって、初めて舞台に連れて行ってくれたんです。目の前で美しい光を浴びながら演技するので、すごくすてきと思って。スポ根ものの予告カットがすでに載っていたんですが、翌日、編集長に「舞台の漫画を描かせてください」と言ったら、「やりたいならやってごらん」と。

続きを読む

「産経WEST」のランキング