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【笑顔をつなぐ】文美月(6)ネットショップは究極の対面販売…「幸せの循環」にしびれる

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【笑顔をつなぐ】
文美月(6)ネットショップは究極の対面販売…「幸せの循環」にしびれる

ネットショップは「究極の対面販売」。事業を通して、文美月さん(右)はそう感じたという=平成27年9月1日午後、京都市上京区の同志社大学(南雲都撮影)

 改善に改善を重ね、起業したヘアアクセサリー専門店「リトルムーン」はオリジナル商品を製造する「メーカー」機能まで備え、楽天市場のショップオブザイヤーにも輝いた。気力に満ちていた文美月さん(45)だったが、実は、周囲とのズレが少しずつ起き始めていた。

売りっぱなしにしない

 大阪市西区に新しいオフィスを構えたころ、小規模ながら無料のへアアレンジ講習会を始めました。ネットショップはユーザーの顔が見えませんが、ヘアアクセサリー専門店「リトルムーン」は商品を届けるだけの「売りっぱなし」にはなりたくなかったからです。

 商品開発にも少しずつ変化がありました。復活した当初は、ヘアアクセを買い付けて売るだけ。それを購入者らのリクエストやデータ、女性スタッフの意見を元に、少しずつ商品のオリジナル化を図ったのです。オリジナリティーを高めるために海外に工房を作りました。自宅で専業主婦が始めた会社が「メーカー」としての機能を持ったのです。

 もっとも、海外での製造は、品質保持が難しく、辛口のクレームも受けました。この時は起業して4~5年。ネットショップの運営は地味で泥臭い仕事でしたが、大変ではない仕事は世の中にありません。むしろネットショップは無限の可能性に溢(あふ)れていることが、私を前向きにさせていました。

配送ミスで、自ら商品運ぶ

 「送料の説明が読みにくい場所にあり、見落とした」

 「ホームページ(HP)の画像と実物の色が違う」

 クレームは改善点の宝庫です。次にまた同じように不満を感じる人がいるかもしれない、ということを事前に指摘してもらえるからで、いろんなヒントが詰まっています。

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