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【名張毒ぶどう酒事件】奥西勝死刑囚(89)が死亡

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【名張毒ぶどう酒事件】
奥西勝死刑囚(89)が死亡

  奥西勝死刑囚

 三重県名張市で昭和36年に女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で死刑が確定し、第9次再審請求中の奥西勝死刑囚(89)が収容先の八王子医療刑務所(東京)で4日、死亡したことが関係者への取材で分かった。

 平成24年に発熱や肺炎症状のため、名古屋拘置所から外部の病院に入院後、八王子医療刑務所に移された。25年にも、血圧や血中の酸素濃度が下がって危篤状態に陥ったが回復。人工呼吸器をつけながら再審開始を求めてきたが、今年8月にも一時危篤に陥るなど、容体が不安定な状態が続いていた。

 奥西死刑囚は殺人罪などで起訴され、1審津地裁が無罪としたが、2審名古屋高裁で逆転死刑判決を受け、昭和47年に最高裁が上告を棄却して死刑が確定した。高裁は平成17年に再審開始を決めたが、その後、取り消された。

 刑務所から面会することを許されている特別面会人の稲生昌三さんは産経新聞の取材に「再審に向けて頑張ってきたのに、無念でならない」と話した。

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