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【経済裏読み】韓中“キムチ戦争”再燃か、韓国を席巻する中国産に危機感…10年前は「寄生虫の卵」検出で双方応酬

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【経済裏読み】
韓中“キムチ戦争”再燃か、韓国を席巻する中国産に危機感…10年前は「寄生虫の卵」検出で双方応酬

食材として世界的に認知度を上げているキムチ。さまざまな風味の商品も作られ、販売競争も激しくなっている(AP)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産の登録も目指したキムチ文化。まさに家庭に受け継がれている韓国のソウルフードが、中国産に席巻されている実態がまた明らかになった。韓国聯合ニュースは9月中旬、中国と韓国間のキムチの輸入格差が1万倍に上っていると衝撃的に報じた。中国産からは、ノロウイルスなどの病原体が検出されたとの疑惑も出ているが、激安を武器に勢いは増すばかり。蜜月の韓中関係にヒビを入れる経済摩擦のタネになるのか。

価格6分の1の中国産

 韓国の外食を中心に浸透してきた中国産キムチ。いまでは、病院や学校給食にも受け入れられつつある。

 韓国聯合ニュースによると、韓国が2013年~14年に輸入した中国産キムチの金額が2569億ウォン(約257億円)に上る一方で、同じ期間で韓国産のキムチの中国への輸出額は2030万ウォンと桁違いの差がある。

 与党議員が韓国の関係当局が提出した資料をもとに明らかにした。

 品質への懸念もあり、中国産からは「ノロウイルス、病原性大腸菌、使用制限のある着色料が検出される場合もあり問題になっている」としている。

 ゆゆしきことは、中国産を韓国産と偽るなどの原産地偽装が2010年に比べて約3倍の1000件以上に膨れたことだ。与党議員は「価格は韓国産の6分1の中国産キムチが急増している」と分析。そのうえで、通関検査と原産地表示の取り締まりの強化を主張する。

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